どうも!テントです。
未経験からエンジニアになりたいけど、SES・Sler・自社開発の違いがわからない
各々のメリット・デメリットが知りたい
以上のような悩みについてお答えします。
- SES・Sler・自社開発企業の違いについて
- SES・Sler・自社開発企業のメリット・デメリット
- 未経験から入社する場合の難易度ランキング
- 未経験からエンジニアなる場合の個人的おすすめ
未経験からエンジニアになった僕が、就職中に感じた難易度のランキングや個人的おすすめについても詳しく説明しているのでぜひ目を通してみてください。
SES・Sler・自社開発企業の違いについて
エンジニアの働き方は主にSES・受託開発・自社開発企業によって分かれています。
SES・受託開発・自社開発の違いって何?
このような方も多いと思います。
よく「SESはブラック」とよく耳にしますが、本当なのでしょうか?
違いがわかっていないと、漠然とした解釈で終わり情報に流されてしまうので、3つのどれかを選ぶ判断ができないでしょう。
そこで、3つの働き方について詳しく解説していきます。
SES企業とは?
企業のエンジニアを客先に常駐させる働き方です。
なので、自社ではなく常駐先の会社に出社するケースがほとんどです。
下流工程の内容は、設計書に基づいたコーディングやテストなどです。
1.要件定義 → 上流工程
2.設計(基本設計・システムの企画など) → 上流工程
3.開発・テスト(プラグラミング) → 下流工程
4.リリース・運用保守 → 下流工程
上記はシステム開発の流れです。
③.④が基本的にSES企業の業務内容になります。なぜなら、SES企業の社員は中小Slerに常駐するケースが多いためです。
大手Slerや中小Slerについては、Slerについて紹介する際に詳しく説明します
Slerとは?
一般的にクライアント(依頼先の企業)から受けた案件を自社で開発する企業です。
自社で複数チームに分かれ、さまざまな案件をこなしていきます。
違いがよくわからない人のために、システム開発の流れとともに解説していきます。
1.要件定義 → 上流工程
2.設計(基本設計・システムの企画など) → 上流工程
3.開発・テスト(プラグラミング) → 下流工程
4.リリース・運用保守 → 下流工程
大手slerの仕事内容である上流工程は、①.②のシステム企画・要件定義・基本設計などが挙げられます。一方下流工程を行う中小Slerの仕事内容は、③.④が中心です。
自社開発企業とは?
自社サービスを開発している企業です。新規のサービスや既存のサービスが該当します。
1.要件定義 → 上流工程
2.設計(基本設計・システムの企画など) → 上流工程
3.開発・テスト(プラグラミング) → 下流工程
4.リリース・運用保守 → 下流工程
自社のサービスを開発しているため、システム開発はすべて自社で完結します。
SES・Sler・自社開発のメリット・デメリットについて
次に、SES・Sler・自社開発企業のメリット・デメリットについて紹介します。
それぞれのメリット・デメリットが知りたい!
このような方は、ぜひ目を通してください。
それでは早速紹介してきます。
SES企業のメリット・デメリット
「SESはブラック」などのネガティブな意見がいろいろなところで見られます。しかし、僕はそうは思いません。
未経験からでも比較的入りやすいなどメリットは存在します。当たり前ですが、デメリットもあります。
- 契約形態が時間なので残業が少ない
- 未経験からでも現場経験が積める
- 炎上案件にあたってもあまり問題がない
- 下流工程の会社に派遣されることが多い
- 給料が安い
- 現場により人の当たりハズレがある
こちらが、僕が思うメリットとデメリットになります。
よくわからない人のいると思うので、一つ一つ紹介していきます。わかってる!という方は飛ばして次に進むことをおすすめします。
メリット
SES企業で働く場合、準委任契約であるため少ない時間の残業が望めます。
準委任契約とは、エンジニアを企業に提供することで報酬をもらえる契約です。つまり、常駐先で関わっているシステム開発を完成させることが目的ではなく、システム開発に自社のエンジニアを貸すから報酬くださいねという形の契約です。
あまりにもタイミング悪く退社するのは常識的に問題だと思いますが、自社社員のように納品に責任が生じる心配はまずないので規定時間働くだけで大丈夫です。
ですが、残業をさせる常駐先があるのも事実です。
このような会社に派遣される場合を想定して、しっかりとした残業代が出るSES企業に入るべきでしょう。事前に把握しておくことが大切かもしれません。
中には長時間のみなし残業が固定給に含まれているSES企業もたくさんあるます。ご参考までに。
開発やテストといったプログラミングに触れることができ、実務経験を積むことができます。
SESは下流工程が多いので、他のことを考えずプログラミングに集中することできるので未経験者の方は特にスキルアップに繋がります。
多くの人がプログラマーからのスタートです。その点SESではガッツリとプログラミングをできるので、他者とスキルの差をつけるチャンスがあります。
先ほど紹介したように、SESは準委任契約がほとんどであるため、システムの完成で報酬が出るわけではないので、絶対に納期に間に合わないといった炎上案件を完成させる責任が発生しません。
納期に間に合わなかった場合の責任はSler側が持ちます。
もちろん適当にやって役に立たない場合、自社の信用を落としかねないのでそれはNGです。
あくまで責任がないだけで、気まずい空気は共有するので落ち込んでる顔ずくりが大切ですね。
デメリット
基本的にSESのエンジニアは人手が足りていない企業に派遣されます。
上流工程は大手ばかりなので人が足りています。なので必然的に下流工程を行なっている中小Slerに派遣される形になります。
このように構造上、下流工程の中小Slerに常駐することがほとんどです。
システム開発の流れ①②を行なっている大手Slerはクライアントから直接開発費を受け取ります。そこから、③④の仕事を請け負う中小Slerに開発費を渡します。なので構造上、関わるSlerが多くなれば下流工程を行なっているSlerに入る金額は少なくなります。
これがSES企業のエンジニアの給料が少ない原因です。
常駐する会社によっては働きにくい場合があります。
知らない人ばかりなのに、派遣先の会社の空気が悪かったら仕事が楽しくないですよね。ですが、そればかりは本当に運です。ものすごく良い現場に当たることももちろんあります。
SES企業の営業次第なところがあるので、現場の不満が少ないSES企業を選ぶのをおすすめします。
Slerのメリット・デメリット
未経験社から比較的人気の高いSlerですが、もちろんメリットとデメリット両方が存在します。
- 給料が高い傾向がある
- 多様なスキルアップがしやすい
- 残業が多くなる傾向ある
- 未経験から入社するのは少し難しい
- 炎上案件が存在する
僕は現在、未経験からWeb系のSlerなりました。そこで感じたメリットとデメリットが上記になります。
一つ一つ見ていきます。
メリット
上流工程のSlerはもちろんですが、中小SlerもSES企業のエンジニアよりは給料が少し高い傾向があります。
大手Slerは中間マージンを取られることがないので、給料は他のSlerやSES企業に比べて高いです。
一方、中小SlerもSESに対して自分達の利益を取った上で金額を支払っているので、SES企業より給料が少し高いです。
このように、SlerはSESと比べた時給料が高いです。さらに、上流工程のSlerに行けば行くほど収入は上がります。
幅広い案件に関わることができ多様なスキルを身につけることができます。
自ら進んで色々なスキルの勉強をすることで社内からの評価も上がるので、勉強することがおすすめです。
デメリット
SES企業と違い、業務を全てこなす必要があります。
業務が終わらなかったら、自宅でタスクをこなことなんてよくある話です。つまりタダ働き。
ですが、どんどん残業が少なくなっているホワイトなSlerもたくさんあります。ぜひ探してみてください。
さらに、Slerにはシステム開発の全てを請け負っている会社があると紹介しました。
そのような会社ではシステムを完成させなければ会社に利益が入ってこないので、残業が多くなる傾向があります。
SESに比べて未経験から入社するのは難しいです。
なぜなら、SESと違って自社で開発するので、少しでも優秀な人材を取ろうとします。未経験から育てるよりも多少経験している人をとったほうが会社が楽だからです。
僕は未経験からエンジニアになりましたが、就職活動の際このように感じました。Slerは全くの未経験からでは難しいイメージを持ちました。
なので未経験からでもSlerになりたい人は、何かしらのプログラミング経験を積んでおくべきだと思います。
絶対に納期に間に合わないといった炎上案件が存在します。
理由は様々です。
Slerでは案件を完了しなければならないので、このような状態に陥ります。
炎上案件を経験したくない人や納期に追われたくない人はSES企業に入る方が自分が楽だと思うので考えてみてください。
自社開発企業のメリット・デメリット
未経験から自社開発企業のエンジニアになることは相当難しいです。
そんなことはないといっている人がいたら、その人が嘘をついているか、よっぽど優秀かの二択です。
それくらい難易度は高いです。
しかし、良い点しかなさそうな自社開発企業にもメリットとデメリットが存在します。
- 結果を出せば評価されやすい
- 炎上案件が存在しない
- 多様なスキルアップは難しい
- 自社サービスの売上と会社が一心同体
メリット
自社開発では結果を出せば評価されやすい傾向があります。
なぜなら、自社開発で結果を出す = 会社の成長に貢献している の構造になるためです。
なので、SESやSlerに比べて昇給や昇格などが受けやすいかもしれません。
自社開発の場合は、炎上しにくい特徴です。
なぜなら、システムの全てを自社内で完結させ、なおかつ急かしてくるクライアントが存在しないためです。
炎上案件が存在しないと言うことは、ストレスなく業務に集中できます。
炎上案件でストレスを溜めたくない人にはおすすめです。
デメリット
いろいろな案件を次から次へと行うわけではないので、多様なスキルアップを望むのは難しいでしょう。
さらに、自社サービスをリリースしてから運用や保守を行わなければならないのでなおさら難しいと思います。
自社サービスの売上によって良くも悪くも会社が左右されてしまいます。
さらにプロジェクトを失敗した場合、開発費や人件費が無駄になります。
サービスが成長すれば昇給・昇格といったメリットがたくさんありますが、失敗すればこのようなリスクがあります。
未経験から入社する場合の難易度
❶ 自社開発企業
❷ Sler
❸ SES
自身の就職活動の経験から、上記の順で難易度が上がると感じました。
自社開発は、現場経験者や何かしらのプログラミング経験がある人材をとる傾向があります。僕自身、何社か自社開発企業を受けましたが相手にされませんでした。
次に難しいのがSlerです。Slerも幅広く、中小Slerから大手Slerの上流工程に上がるにつれて難易度が上がります。
上記で一番入りやすいのがSES企業です。僕が就職活動の際、一番早く内定が出たのがSES企業でした。僕の肌間ですが、面接が一番受かりやすいと感じました。
未経験からエンジニアなる場合のおすすめはどれ?
僕が未経験者におすすめするのは圧倒的にWeb系のSlerです。中でもシステム開発の全てを自社内で完結させているSlerです。
現在僕が働いているのが、このようなSlerです。
- キャリアアップ・スキルアップが望める
システム開発の全てを自社内で行うので結果を出せばキャリアアップが望めます。さらに色々な案件を行うことができるので自身のスキルアップが望めます。
ここでのポイントが、自分の希望どうりの案件にアサインしてくれる会社を選ぶことです
未経験から入ってスキルも何もないのにわがままは言えませんが、それでもある程度自分の意見が反映される企業で働いた方が自分の成長につながります。
就職・転職活動の際意識してみてください。
まとめ
この記事では、SES・Sler・自社開発の
- 違いについて
- メリット・デメリット
- 未経験から入社する場合の難易度ランキング
- 未経験からエンジニアなる場合のおすすめ
をご紹介しました。
難易度ランキングを紹介しましたが、「難易度高い方がいいんでしょう?」と思う方もいるかもしれませんが、そうとは限りません。各々、メリットとデメリットが存在します。
メリットとデメリットを知った上で、自分がどうなっていきたいか決めることを優先的に考えてください。
そして、マッチした企業に入社することがとても大切です
未経験からエンジニアとして内定をもらうのは難しいですが、内定が決まった時の喜びはとても大きいです。
ですが、内定をもらって終わりではありません。あくまでスタートラインに立っただけです。
長々と失礼しました。
ではでは!また🙇♂️